奈良地方気象台長からのメッセージ


台長の写真

奈良地方気象台のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。奈良地方気象台長の廣尾 進(ひろお すすむ)です。

昨年4月の着任から2年目を迎え、令和8年度も引き続きよろしくお願いいたします。

奈良地方気象台は、明治30年(1897年)に高市郡八木町(現在の橿原市)に奈良県立八木測候所として設立されました。その後、奈良市半田開町へ移転し奈良地方気象台となり、平成29年(2017年)3月からは奈良市西紀寺町において業務を行っています。

近年、全国各地で大雨や台風、地震などの自然災害が相次いで発生しています。

平成23年(2011年)には、大型で動きの遅い台風第12号により紀伊半島の広い範囲で1000ミリを超える記録的な大雨となり、奈良県内でも甚大な被害が発生しました。今年は、この「紀伊半島大水害」から15年の節目に当たります。また、本年3月には東日本大震災の発生から15年を迎えました。


自然災害から命を守るためには、お住まいの地域にどのような災害リスクがあるのか、またいざという時にどこへ避難すればよいかを、ハザードマップなどにより日頃から確認しておくことが重要です。

気象台では、災害発生のおそれがある際に発表する情報のうち、令和8年5月下旬から、避難行動が必要になる『大雨』『河川氾濫』『土砂災害』『高潮』に関する警報・注意報について、危険度の高まりに応じた5段階の警戒レベルに対応させ、「レベル○」を付して発表します。

「警戒レベル」とは、住民のみなさんがとるべき避難行動を直感的に理解できるよう、災害時の避難情報などをレベル1から5まで段階的に整理したもので数字が大きくなるほど危険な状態を表します。5月下旬以降は、警戒レベルと気象台が発表する警報・注意報が明確に対応し、現在の危険度や避難のタイミングをより分かりやすくお伝えできるようになります。


災害は、いつ、どこで発生するか分かりません。

日頃から地震への備えや防災知識を身につけ、災害発生のおそれがある場合には、気象情報や市町村からの避難に関する情報を確認し、安全な場所へ速やかに避難することが大切です。

天気予報や新しくなる防災気象情報に関心を持っていただき、「これまで大丈夫だったから」と油断することなく、いざという時にはご自身やご家族の命を守る行動をとっていただくようお願いします。

奈良地方気象台では、県民のみなさんの安全・安心を守るため、県や市町村、国などの関係機関、報道機関と連携し、今後も分かりやすい情報の発信に職員一丸となって取り組んでまいります。


令和8年 4月 奈良地方気象台長 廣尾 進