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気象観測運用の切り替え
配信情報
気象庁は、平成17年6月28日から「ひまわり6号(運輸多目的衛星新1号)」による観測を行って来ましたが、平成22年夏に観測機器が設計上の運用期間である5年を満了することから、下記の通り7月1日から「ひまわり7号(運輸多目的衛星新2号)」による観測に切り替えますのでお知らせいたします。
平成22年7月1日(木)12時の画像から「ひまわり7号」で観測した画像に切り替わります。
「ひまわり7号」は、「ひまわり6号」と同等の観測性能を持っており、「ひまわり6号」と同じ1種類の可視画像と4種類の赤外画像を観測します。観測スケジュールについても全球観測と半球観測を繰り返す現在のパターンを継続します。
「ひまわり7号」は静止位置である東経145度から観測を行いますが、「ひまわり6号」(静止位置東経140度)で観測したものと同様の画像データに変換して提供します。中規模利用局(MDUS)向け及び気象業務支援センターから提供を行っているHRIT(高速情報伝送)形式の画像データに関しては、東経145度から観測した画像データをそのまま提供します。(利用ユーザに対してはその旨お知らせ済みです。)なお、今回の切り替えに合わせて、小規模利用局(SDUS)向けに提供を行っているLRIT(低速情報伝送)形式の画像データについては、全球の可視画像データを追加します。
利用局への「ひまわり7号」画像データ(HRIT及びLRIT)の配信については、引き続き東経140度にある「ひまわり6号」が行います。このため、現行ユーザにおけるアンテナ設備の向きの調整は必要ありません。
「ひまわり7号」による観測へ切り替わった後には、「ひまわり6号」は観測の待機運用となり、「ひまわり7号」が障害等により長時間観測できない場合には、「ひまわり6号」による代替観測を行います。
通報局データの衛星中継業務については、継続して「ひまわり6号」が行います。
「ひまわり6号」から「ひまわり7号」への気象観測運用の切り替えが、航空機の管制運用(航空ミッション)に与える影響はありません。
本件に関する問い合わせ先
観測部気象衛星課