Airmass RGB
Airmass RGBは、ひまわり8号/9号の観測バンドB08(6.2μm)とB10(7.3μm)の差分、B12(9.6μm)とB13(10.4μm)の差分、B08(6.2μm)の反転画像をそれぞれ赤色、緑色、青色に割り当て、RGB合成した画像です。このRGB合成画像は、気団の解析、ジェット気流の位置、上層トラフや上層渦、大気沈降域などの推定に用いられます。暖気側の温かい気団は緑系色、寒気側の冷たい気団は青紫系色、トラフ後面の大気沈降域は赤系色で表されます。また、このRGB画像は、赤外系のみの画像を用いて作成しているため、昼夜を通した24時間、同じ色合いでの解析が可能です。 このほか、観測バンドB08(6.2μm)とB10(7.3μm)の差分では、主に対流圏中上層の二酸化硫黄(SO2)が検知されることがあるため、火山性ガスを含む火山の噴煙の追跡にも利用されます。

画像の特徴
- 気団の解析に利用できます。
- ジェット気流の位置、上層トラフや上層渦、大気沈降域などの解析に利用できます。
- 昼夜を通した24時間、同じ色合いでの解析が可能です。
レシピ(画像作成の設定)
赤 | 緑 | 青 | |
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利用するバンドの種類 | バンド8 - バンド10 | バンド12 - バンド13 | バンド8 (反転)( |
階調の設定 | -25~0K | -40~5K | 243~208K |
ガンマ値 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |