大気の窓
下図は赤外バンド波長帯における大気中の気体分子による吸収特性を示しています。この吸収特性にみられるように、赤外領域のうち大気中の水蒸気による吸収の影響が少ない波長領域は「大気の窓」といわれ、雲域や地表面付近の観測に適しています。AHIの観測バンドではバンド7(3.9μm)、バンド11(8.6μm)、バンド13(10.4μm)、バンド14(11.2μm)、バンド15(12.4μm)が大気の窓領域に対応します。
なお、バンド11(8.6μm)・バンド12(9.6μm)・バンド16(13.3μm)は、それぞれ、二酸化硫黄(SO2)・オゾン(O3)・二酸化炭素(CO2)の吸収の影響を受けます。
