軌道制御運用
ひまわり6号 「ひまわり」は地球の自転に合わせて24時間で地球を一周するため、東経140度の赤道上空に留まる静止衛星として運用されています。
「ひまわり」が巡る軌道は赤道上空約36,000kmの高さにありますが、太陽及び月の引力による影響や、地球が完全な球対称ではないなどの理由から、 この高さの衛星は安定せず放置していると次第に位置がずれていきます。 そのため、静止位置からのずれが大きくならないよう定期的に地上から衛星位置を修正する「軌道制御」を行う必要があります。
そして軌道制御には、東西方向のずれを修正する「東西制御」と、南北方向のずれを修正する「南北制御」があります。 軌道制御は、衛星内部の燃料を用いてスラスター(ガスジェット)から燃焼ガスを噴射することで実施されています。
