近年、局地化・集中化・激甚化した大雨等による災害が相次いでおり、また、各地で地震や津波による災害も発生しています。全国各地の気象台
では、従来から、風水害や地震等に対する各種の防災気象情報の発信を行うとともに、自治体等への気象解説・助言や住民への普及啓発等の取組も
進めてきています。
これまで行ってきた宮古島地方気象台での具体的な取組等について紹介します。
宮古島地方気象台の気象防災の強化に向けた取り組み
はじめに
関係機関との連携
- 宮古島市及び多良間村との顔の見える関係
- 台風説明会
- 防災気象情報等に関する説明会
- 報道機関との連携
- 防災訓練への参加
- 防災に関するトピックスの提供
宮古島地方で気象災害が発生するおそれがある時、避難勧告や避難指示等の判断の検討を支援することを目的に、気象台の持つ危機感を、宮古島
市及び多良間村へ伝えています(ホットライン)。このような「いざという時」のホットラインがうまく機能するように、毎年度初め(4月頃)に
ホットライン訓練を実施しています。
宮古島地方気象台は、平時から市村の防災担当者に対して防災気象情報の理解・活用を促すための勉強会を行い、これらを通じて顔の見える関係
を構築しています。




発達する熱帯低気圧及び台風が宮古島地方に接近する予想がある時に、国・自治体や報道・運輸等の関係機関を対象に説明会を行なっています。


国・自治体や報道機関を対象に、気象台が発表している防災気象情報の活用について毎年度初め(4月)に開催しています。


宮古島地方気象台は、地域住民の皆様の安全知識の普及啓発活動のひとつとして、平成27年(2015年)から、宮古島市のコミュニティFMである
「エフエムみやこ」の番組「気象台からのホットな情報」に気象台職員が出演して、地域住民に向けて気象や地震、海洋に関する情報を定期的に発
信する
取り組みを行っています。
また、台風接近時などの緊急時には、注意や警戒を呼び掛ける取り組みも行っています。


宮古島地方気象台は、災害発生時における各機関との円滑な連携や対応を行なうべく、国や自治体が開催する防災訓練に参加しています。


宮古島地方気象台は、自治体及び地域住民への防災知識の普及活動のひとつとして、「防災一口メモ」を作成し宮古島市・多良間村の担当者へ
送付する取り組みを行っています。
「防災一口メモ」をご覧になりたい方は、こちらからご確認ください。