
京都地方気象台のホームページをご利用いただきありがとうございます。気象台長の野村武司です。
大阪管区気象台は、「近畿地方は、6月9日ごろ梅雨入りしたと見られる」と発表しました。
いよいよ雨のシーズンが始まりました。
これからしばらくは曇りや雨の日が多く、状況によっては大雨となるおそれがあります。
京都府では、過去に平成25年9月15日から16日、平成30年7月5日から7日、令和5年8月13日から17日に大雨となり、各地で土砂災害や浸水害、河川の氾濫など大きな災害が発生しました。 前線に向かって大量の水蒸気が流れ込むようなときは、前線の活動が活発となりますので広い範囲で大雨に警戒が必要です。 また今年は現時点(6月9日現在)で台風は発生していませんが、これから台風の発生が予想されます。 近年、地球温暖化の影響も加わり台風は勢力を落とさず日本付近に接近し、上陸する傾向があります。 台風接近時には、最新の台風情報をご確認いただき、気象台が発表する防災気象情報に留意いただくとともに、災害の危険があるときには自治体から発表される情報に従って避難行動をとっていただくようお願いいたします。
また、今年の夏も気温が高いと予想しています。気象庁と環境省は、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境が予測される場合に「熱中症警戒アラート」を発表し、熱中症の予防を呼びかけますので、こちらもご利用ください。
※ 環境省:熱中症予防情報サイト
令和7年6月 京都地方気象台長 野村 武司