熊谷地方気象台長からのメッセージ

熊谷地方気象台長写真

 熊谷地方気象台のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。

 熊谷地方気象台長の板橋 耕一郎(いたばし こういちろう)です。


 埼玉県は関東平野の中央部に位置し、西部は自然豊かな秩父山地、東部は荒川・利根川を主流とする河川が数多く流れる平地となっています。1都6県に隣接し、多くの人たちが暮らしています。

 気候は、夏は日中かなりの高温になり雷が多く発生し、冬は北西の季節風が強く、晴天の日が多く空気が乾燥します。生活にはおおむね好適といえますが、時に自然は大きな災害をもたらすことがあります。

 令和元年には東日本台風の影響により埼玉県でも多くの河川で決壊や越水が発生し、洪水被害や浸水被害、土砂災害が発生しました。近年は気候変動の影響もあって、大雨や高温などの極端な現象が増加しています。埼玉県においても短時間に降る猛烈な雨や突風による被害が毎年各地で発生しています。ここ数年は猛暑日となる日が増加しており、夏季は日々、熱中症に十分な注意が必要な状況となっています。また、地震については、令和6年1月1日に発生した令和6年能登半島地震による大きな被害を目の当たりにしたところです。


 このような自然災害による被害を軽減させるべく、気象台では県民の方々や防災関係機関に対して適時・的確な防災情報を提供するとともに、平時から防災情報の解説や防災に関する知識の普及に努めていきます。

 これからも皆様に信頼される気象台になるよう、気象台職員一同取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


令和7年4月 熊谷地方気象台長 板橋耕一郎