気象庁では気象業務法第35条に基づいて、観測の結果や警報、注意報の発表状況について、
依頼を受けたその事実を観測記録から確認した場合に「証明書」を、各種観測資料をもとに科学的に事実を判断した場合に
「鑑定書」を発行しています。また、依頼書自体に記載された気象現象等の内容について、その事実を観測記録等で確認した
場合には「奥書証明」を行います。
この気象証明・鑑定については、まずは最寄の都道府県等の気象台や測候所に、御相談下さい(高知県内の場合は高知地方気象台です)。
なお、各気象台の管轄外の海上におけるものや、広い範囲にまたがる場合の気象鑑定等は
気象庁本庁(気象庁ホームページ)
で扱っています。
参考:雷災害等による保険請求について
気象台には「○月○日の落雷で電化製品が壊れたので、保険請求のため落雷証明が欲しい。」等の問い合わせがありますが、
気象台では落雷証明の発行はしておりません。
高知地方気象台では、高知市で観測した観測事実を証明する気象証明(手数料が5,300円程度必要)を発行することになります。
保険会社によっては、気象証明は必要なく、高知地方気象台で雷を観測した事実が記載されている気象庁ホームページの写しを添付すればよい場合が
ありますので、事前に保険会社へ必要な書類をご確認されることをお勧めします。
なお、気象官署で観測した事実は
「過去の気象データ検索(気象庁ホームページ)」
のページで確認することができます。
まずは、証明・鑑定を受けようとする事実について、証明書や鑑定書の発行が可能であるか等、電話にて問い合わせ下さい。
担当の官署や、証明・鑑定の区別等について御相談させていただきます。
御相談いただいた内容に基づき、必要事項を記載した「証明・鑑定依頼書」を提出していただきます。
申請方法は、以下の3通りあります。
証明・鑑定依頼書を発行する際、手数料の納付が必要です。
なお、1件の証明が2通必要な場合は、2件分の手数料が必要です。
収入印紙は貼付をせずに添付してください。
書面による申請(持込、または郵送)の場合
- ・証明書又は奥書証明書(1通当たり)
-
- 用紙枚数が1から5枚まで5,300円、6から10枚まで10,600円 (5枚ごとに5,300円が追加となります。)
- ・鑑定書(1通当たり)
- 用紙枚数が1から5枚まで7,900円、6から10枚まで15,800円 (5枚ごとに7,900円が追加となります。)
※依頼書に収入印紙を添付する形で納付します。
なお、手数料は証明書・鑑定書発行の際に確定しますので、不足する場合は追加納付いただく場合があります。
電子申請の場合
- ・証明書(1通当たり)
- 用紙枚数が1から5枚まで5,200円、6から10枚まで10,400円 (5枚ごとに5,200円が追加となります。)
- ・鑑定書(1通当たり)
- 用紙枚数が1から5枚まで7,800円、6から10枚まで15,600円 (5枚ごとに7,800円が追加となります。)
※確定した手数料は、証明書等発行の際に気象台から通知します。
なお、郵送料の電子納付をご希望される場合は、手数料と郵送料の合計額を通知します。
依頼書の受け付け後、
証明書は2~3週間程度で発行できることがほとんどですが、
鑑定書や依頼内容が多岐にわたる場合は2ヶ月程度かかることもありますので、予め御了承下さい。
気象官署での受け取りの場合
発行できる状態になりましたら担当者から電話連絡にてご連絡します。
郵送による送付を希望される場合
郵送を希望される場合は、依頼書の提出時に必要な金額の切手等を貼った返信用封筒を添えて提出してください。
郵送料の目安は、定型郵便料金のとおりですが、証明書の枚数によって郵送料が変わりますので、
提出する前に各官署にお問い合わせ下さい。なお、ご希望に応じて簡易書留等にも対応いたします。
気象証明・鑑定については、こちらの申込書をご利用ください。
- 証明鑑定申込用紙[PDF:10KB]
-
高知県内の場合は高知地方気象台へ、それ以外の都道府県については各地方気象台(気象庁ホームページ)
へお問い合わせください。
高知地方気象台 防災管理官
〒780-0870 高知市本町4-3-41 高知地方合同庁舎
電話 088-822-8882