沿岸波浪実況図/24時間予想図の見かた
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[ 沿岸波浪実況図 ]
[ 沿岸波浪24時間予想図(図の下部は省略しています) ]
沿岸波浪図の種類と日時について
(実況図)
(予想図)
"AWJP"、"FWJP"は、それぞれ沿岸波浪実況図、沿岸波浪24時間予想図であることを表しています。 日時は、協定世界時(UTC;日本標準時との時差は9時間)で表示しています。
この例の場合、実況図(AWJP)の日付は、"080000UTC JAN 2026"となっており、 協定世界時で2026年1月8日の午前0時(日本時間で同午前9時)の波浪の状況を示した図であることを表しています。
一方、予想図(FWJP)の方は、"080000UTC JAN 2026 FCST FOR 090000UTC"となっており、 協定世界時2026年1月8日午前0時から24時間後の2026年1月9日午前0時(日本時間で同午前9時) の波浪の予想を示した図であることを表しています。
波の高さについて
波の高さ(波高)は、等高線による分布で表示しています。等高線は、1メートル毎に実線で示しています。 この実線は4メートル毎に太線になっています。さらに、4メートル未満の領域については、0.5メートル毎の補助線を表示しています。
なお、波浪図に表示している波の高さは、「有義波高」です。 実際の個々の波には、有義波高より高い波も含まれるので注意が必要です。
波の向きと周期、風向と風速について
波の向き(波向)は、白抜きの矢印で表示しています。矢印が示す方向に波が進んでいることを表しています (方位で表現する場合は、矢印の付け根側=波が来る方角を波向とします)。波の周期は、矢印の側に数字で表示しています。単位は秒です。 実際の海上では、多方向から進んできた大小様々な波が重なり合っていることがよくありますが、 そのような場合、波向や周期はその海域で最も卓越していると思われる波の向きや周期を示しています。
風向と風速は、国際式天気図の風速記号(矢羽)で表示しています。矢羽の向き(羽が付いている側が風上)で風向を示し、 羽の数で風速を示しています。風速の単位はノット(1ノットは、およそ0.5メートル毎秒)です。 矢羽の風速は5ノット単位の表示で、1本の長い羽が10ノット、短い羽が5ノット、三角形の羽が50ノットをそれぞれ意味しており、これらの合計で風速を表します。
この図の例では、波向は北西(向かう方向は南東)、風向は北西、風速は15ノット、周期は7秒を表しています。
沿岸波浪実況図・予想図では、これらの記号を約200km(緯・経度で2度)の間隔で海上に表示しています。 なお、実況図・予想図に表示しているこれらの情報は、観測された値ではなく、数値予報モデルで推定した値です。
沿岸代表点の位置と推定値・予想値について
(位置)
(実況図)
(予想図)
沿岸波浪図では、波浪の分布状況だけでなく全国の沿岸を代表する32地点(沿岸代表点)の風や波の値を、実況図では推定値、予想図では予想値として記載しています。
地図の上では、沿岸代表点の位置をA~Z、a〜fのアルファベットで表示しています。左図の例では、種子島東方沖を"L"で示しています。 沿岸代表点の位置については、「沿岸代表点の詳細位置」を参照してください。
沿岸代表点における波や風の値は波浪図左側中段の「WAVE ANALYSYS」表(実況図)や「WAVE FORECAST」表(予想図)に表示しています。 それぞれの表の"WAVE"の列に、波向(方位)・周期(秒)・高さ(メートル)を、"WIND"の列に、風向(方位)・風速(ノット)を表示しています。 波の高さは、「有義波高」で表示し、風が弱い場合には、"WIND"列には"CALM" と表示します。
上図中央の例では、"B"地点では波向が南、周期8秒、波高2.1メートル、西の風15ノットと推定されることを表しています。 また、右図の例では、"B"地点では波向が南、周期4秒、波高1.0メートル、西北西の風17ノットと予想されることを表しています。
流れで波が険しくなる海域について
沿岸波浪予想図には、波高が1.0m以上で、波と逆向きの流れにより波高が5%以上増大する海域を縦線でマークしています。 予想図の上部には凡例を表示しています。
波は海流・潮流の影響を受けます。波と逆向きの流れのある海域では、波高の増大とともに波の変化が急で険しくなり、船の揺れが大きくなります。
海氷について
海氷がある場合、海氷縁を x 印で表示しています。さらに、海氷域には"ICE"と表示しています。
