海面水温・海流(沖縄周辺海域)
平成25年8月9日発表
沖縄気象台
診断(2013年8月上旬)
- 沖縄周辺海域では、海面水温がおおむね平年より高くなりました。
- 黒潮は、沖縄本島の北西約190km付近を北東に流れています。
- 北緯22度、東経123度付近に暖水渦がみられます。
- 北緯23度、東経126度付近に冷水渦がみられます。
沖縄周辺海域の海面水温平年差分布図(8月8日)
解説
海面水温
沖縄周辺海域では、海面水温がおおむね平年より高くなりました。
8月上旬の沖縄周辺海域の海面水温は、平年ではほとんど変化しない時期ですが、高気圧の影響で平年より風が弱く平年より日射量が多かったため、広い海域で海面水温が1℃以上上昇しました。そのため、海面水温が平年より高い海域が広がりました。
また、沖縄周辺海域の広い海域で海面水温が30℃以上となっており、沖縄の南東には海面水温が31℃以上となっている海域も見られます。
海面水温の今後の見通し
沖縄周辺海域の海面水温は、向こう1か月、平年より高い状態が続く見込みです。
海流の実況と見通し
2013年8月上旬の沖縄周辺海域の海流の実況と見通しは、表のとおりです。
表:沖縄周辺海域の海流の実況と見通し 海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注) 沖縄本島から北西沖の黒潮までの距離(※1) 190km付近 − 沖縄周辺海域のその他の顕著な現象 北緯22度、東経123度付近に暖水渦がみられる
北緯23度、東経126度付近に冷水渦がみられる− (注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。
(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。
- 参考情報:暖水渦・冷水渦
海面水温の診断にあたって
- 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。