黄砂・エーロゾル

エーロゾルについて

エーロゾル(大気エーロゾル粒子)とは、空気中に浮遊するちりなどの固体や液体の粒子のことです。大きさは半径0.001マイクロメートル程度から10マイクロメートル程度で、その種類には、人為起源あるいは自然起源のガスから生成される硫酸塩、風によって巻き上げられる海塩、黄砂粒子などのダスト、化石燃料やバイオマスの燃焼から放出されるすすなどがあります。エーロゾルは日射を散乱したり吸収したり、また雲粒の核となって雲の性質や状態を変えたりします。これらの働きを通して気候へ影響を与えると考えられています。

気象庁で行っているエーロゾルの観測について紹介しています。



黄砂について

黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から強風により吹き上げられた多量の砂じん(砂やちり)が、上空の風によって運ばれ、浮遊しつつ降下する現象を指します。日本において、黄砂は屋外の洗濯物や車などを汚す場合や、視程を悪化させ交通機関などに影響を与える場合があります。気象庁では、黄砂の観測、解析及び予測を行っています。また、黄砂について解説したものを刊行物などで公表しています。

黄砂に関する簡単な解説や黄砂の観測方法、数値モデルの概略について紹介しています。

気象台での目視による黄砂観測の統計を知ることができます。


気象庁ホームページでは、気象台での黄砂の観測や、数値モデルに基づく黄砂の予測などを、黄砂情報(黄砂解析予測図、ひまわり黄砂監視画像、黄砂観測実況図)として毎日公表しています。 日本で広範囲にわたって濃い黄砂を観測した場合、または予測した場合には、黄砂に関する気象情報の発表や、天気予報の天気概況に黄砂に関する記述を含めることがあります。

数値モデルにもとづく黄砂の解析及び予測結果を見ることができます。

気象衛星ひまわりの観測による衛星画像を見ることができます。

気象台で行っている目視による観測にもとづく黄砂の実況を見ることができます。

各種黄砂情報(黄砂解析予測図、ひまわり黄砂監視画像、黄砂観測実況図)の基本的な利用方法について紹介しています。

気象庁が発表している黄砂に関する情報について紹介しています。

地表付近の黄砂の濃度と視程について解説をしています。

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