南極の気象（２０２１年６月）
１．概 況
6月は低気圧の接近と大陸の高気圧の張り出しが交互にあったことにより周期的に天気が変化した。
中旬は高気圧の影響で晴れて気温の下がった日が多く、旬平均気温がかなり低くなった。
6月はブリザードが5回となった。
17日から19日は、発達した低気圧が昭和基地に接近したため、A級ブリザードとなった。
22日から25日にかけて、別々の低気圧が連続して昭和基地に接近したため、この期間で2回のB級ブリザードとなった。
ブリザード、カタバ風‥‥用語解説
２．気温、風向風速等の気候統計値
| 平均気温 | -17.1℃ | 平均湿度 | 72％ |
|---|---|---|---|
| 最高気温 | -4.5℃(23日) | 平均雲量 | 6.1 |
| 最低気温 | -32.1℃(13日) | 日照時間 | --h |
| 平均風速 | 7.0m/s | 全天日射量 | 0.0MJ/㎡ |
| 最多風向 | NE | 雪日数 | 16日 |
| 最大風速 | 33.4m/s(NE 18日) | 霧日数 | 0日 |
| 最大瞬間風速 | 41.8m/s(ENE 18日) | 平均気圧（海面） | 985.9hPa |
３．日平均気温と日平均風速の推移および月平均気温の累年値
日平均気温と日平均風速の推移
データは
こちら
をご参照下さい。
月平均気温の累年値
データは
こちら
をご参照下さい。
４．大気の流れ
南半球月平均500hPa高度および平年偏差
等値線は500hPa高度を表し、間隔は60m。陰影域は平年偏差を表す。平年値は1991-2020年の期間の平均値。
５．南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況について
南極昭和基地上空のオゾン層と紫外線の状況についてはオゾン層・紫外線のページを参照してください。
毎月下旬、最新版に更新されます。またオゾン層に関する報道発表を随時行っています。