十和田による主な災害
十和田の概要

青森県、秋田県境にまたがる湖で、火山噴火によってできたカルデラ湖。
約55,000年前に、現在の十和田カルデラの位置から爆発的な噴火が起こり、大規模な軽石の降下と奥瀬火砕流の噴出があった。
約25,000年前には大不動火砕流が流出、約13,000年前には大量の火砕流(八戸火砕流)を流出して、直径11kmの第1カルデラが形成された。
その直後からカルデラ内南部に小型の安山岩火山(五色岩火山)が生じ、5,000年前頃まで、数回の軽石噴火を行い、山頂部に直径3kmの第2カルデラを生じた(現在2つの半島に囲まれている中湖
(なかのうみ))(高橋:1999)。
第2カルデラ形成後には、溶岩ドーム(御倉山(おぐらやま))と湖上の御門石(ごもんのいし))が生じているが、このうち御倉山溶岩ドームは約1,000年前の軽石噴火に引き続いて形成された。
噴火の記録
| 年 |
月日 |
災害内容 |
| 915年 |
不明 |
軽石噴火に続き、御倉山溶岩ドームの生成。 |