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伊豆大島ジオパークと防災





 ジオパークとは

 ジオパークとは、地球の特徴ある地形・地質を保全し、観光や教育に活用して、地域経済の活性化を目指す領域であり、そ

してその活動全体です。201312月現在、日本には伊豆大島など33領域のジオパークが認定されています。認定のためには

日本ジオパーク委員会の審査に合格しなければなりません。審査の基準は、貴重な地質遺産があること、運営組織が確立し

ていること、ジオツアーや教育活動が行われていることなどのほか、地質災害に関して社会と知識を共有する、つまり『防災』

も重要な項目になっています。伊豆大島火山防災連絡事務所は、伊豆大島ジオパーク推進委員会に火山防災として参画して

います。日本ジオパーク委員会の審査では、伊豆大島の防災体制も高い評価を受けました。



               伊豆大島ジオパーク推進委員会運営組織図

                          伊豆大島ジオパ-ク推進委員会運営組織(20113月)

                                                               ページの先頭に戻る

 伊豆大島ジオパークと防災
 
  • 観測・監視体制

     伊豆大島は活動的な火山であり、気象庁では特に監視が必要な火山として観測・監視体制の強化を行っています。

    平成22年には、火孔を監視するカメラを三原山に設置し、周辺には約100メートルの地下に地震計・傾斜計を埋設した

    観測点を3つ増設しました。火山の観測は、産業技術総合研究所や東京大学なども地震計・GNSSなどによる観測を行

    っています。また、伊豆大島火山防災連絡事務所では、月1回三原山に行って調査観測を実施しています。このように火

    山の観測・監視体制は非常に充実しています。



                  火口カメラ写真

                  火口の溶岩地に設置した三原山の火孔を映像で監視する装置


  • 噴火警戒レベルの導入と防災体制

     伊豆大島火山は、学術的価値の高さのほかに、アクセスが容易であること、静穏期は安全であることから研究が盛ん

    に行われている火山です。火山学は未解明な部分が多い分野ですが、伊豆大島火山の活動様式などは比較的よくわ

    かっています。平成1912月には、火山活動の様式と防災行動を関連づけた『噴火警戒レベル』を伊豆大島に導入し

    ました。伊豆大島火山の防災態勢は、噴火警報(噴火警戒レベル)に対応して策定しています。

     大島町四者懇談会実務者会議(大島町、大島支庁、大島警察署、伊豆大島火山防災連絡事務所)では、この噴火警

    戒レベルに対応した具体的かつ詳細な防災行動の検討を重ねてマニュアル化を行いました。検討にあたって特に配慮

    したことは、伊豆大島は活動的な火山を抱える観光地であることから、防災と観光の両立を目指すということです。噴火

    警戒レベルは、危険区域と安全区域とのガイドラインを示す目安ですから、防災態勢の策定にも有効です。
     
                                                          


            噴火警戒レベルと避難行動対応図

                           噴火警戒レベルと避難行動

              (伊豆大島火山防災マニュアル20113月、四者懇談会実務者会議より引用)

                避難経路図


                   レベル1において火孔内で異常が発生した場合の退避経路図

              (伊豆大島火山防災マニュアル2011年3月、四者懇談会実務者会議より引用)



  • 住民と観光客の安全のために
     
     防災体制の検討の基本構想は、観測・監視体制の充実と火山情報の高度化を踏まえて、


   ◎観光客には

     三原山観光を安全に楽しんでもらう、場合によっては外輪山からであれば山頂で起こっているストロンボリ式噴火を眺

    めることも可能、そのために火山に関する情報の周知を徹底し、影響範囲の拡大や突発的な現象に備えて退避誘導

    がいつでもできる態勢をとっておく、


   ◎住民には

     平常時に防災広報や訓練を十分に行っておいて、危険と判断された場合には迅速な避難行動を行う、災害時要援護

    者は先行して避難行動を行う、


    というものです。

     特に、観光客の安全に対しては、従来の警戒規制型対策から視点を変えて安全に楽しんでもらうという思想がありま

    す。このためには、火山の情報の周知と防災知識の普及が非常に重要です。伊豆大島火山防災連絡事務所では、伊

    豆大島ジオパーク活動を通じて、大島町や観光事業者・ガイドと連携して火山防災に関する取り組みを行っています。



           観光ガイドと火山防災
             


  • 子ども教育

     火山などの自然災害から身を守るためには、災害を引き起こす現象を理解し、災害から逃れる方法を知っておくこと

    が重要です。このような防災(科学)知識の普及啓発は、子どものころから繰り返し行う必要があります。そして、地域の

    災害の特性に応じた教育が効果的であり、ジオパークを活用し、校外学習などで火山を楽しみながら防災(科学)を学ぶ

    方法が有効です。当所では、伊豆大島ジオパーク推進委員会の防災・教育部として、大島町・学校・観光ガイドなどと協

    力して大島町小・中学校の校外学習の企画・実施に取り組んでいます。


                火山教育写真




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 ジオパーク関連のリンク
 


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