火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報(臨時) 第1号
平成28年2月5日20時00分  福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(見出し)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

**(本 文)**
1.火山活動の状況
 昭和火口では、本日(5日)18時56分に爆発的噴火が発生しました。
噴煙の高さは火口縁上2200mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな
噴石が3合目(昭和火口より1300から1800m)まで達しました。

 このことから、本日19時13分に噴火警戒レベルを2から3へ引き上げ
ました。

 爆発的噴火を観測したのは、平成27年9月16日03時08分以来です
。
 この爆発的噴火に伴い桜島島内の観測点で、48.1パスカルの空振を観
測しました。
 なお、この噴火に伴い火砕流は発生しませんでした。

2.防災上の警戒事項等
 昭和火口及び南岳山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を
描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石(火山れき)が遠方まで風に流さ
れて降るため注意してください。
 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ
るため注意してください。また、降雨時には土石流に注意してください。

 火山活動の状況に変化があった場合には、随時、お知らせします。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>