火山名 御嶽山 火山の状況に関する解説情報 第９０号 平成２６年１０月７日１８時００分 気象庁地震火山部 ＊＊（本 文）＊＊ ＜火口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制）が継続＞ １．火山活動の状況 御嶽山では、火山灰を噴出するような噴火が継続しています。 ９月２７日の噴火前から連続して発生していた火山性微動は、検知できな い程度の大きさになっています。 噴煙の高さは、１７時５０分現在、火口縁上約４００メートルで東に流れ ています。 傾斜計などの観測データに特段の変化はみられません。 ６日００時から本日（７日）１７時までの火山性地震の回数（速報値）は 以下のとおりです。いずれも体に感じない程度の微小な火山性地震です。 ※９月２７日から１０月５日までの回数については、本日１６時発表の火 山活動解説資料でご確認下さい。 火山性地震 １０月６日 ００時から２４時 ２３回 １０月７日 ００時から１２時 ６回 １０月７日 １２時から１３時 １回 １０月７日 １３時から１４時 ０回 １０月７日 １４時から１５時 ２回 １０月７日 １５時から１６時 ０回 １０月７日 １６時から１７時 １回 ２．防災上の警戒事項等 御嶽山では、火口から４キロメートル程度の範囲では大きな噴石の飛散や 火砕流に警戒してください。 風下側では火山灰だけでなく小さな噴石（火山れき）が遠方まで風に流さ れて降るおそれがあるため注意してください。 爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあ るため注意してください。また、降雨時には土石流の可能性がありますので 注意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、本日（７日）２１時頃に発表の予定 です。なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします 。 ＜火口周辺警報（噴火警戒レベル３、入山規制）が継続＞