火山名 薩摩硫黄島 火山の状況に関する解説情報 第6号 平成25年6月17日16時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台 **(本 文)** <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続> 1.火山活動の状況 (6月10日から6月17日15時) 薩摩硫黄島の硫黄岳では、6月3日から5日(期間外)にかけて、ごく小 規模な噴火が発生しましたが、6日以降、噴火は確認されていません。 三島村役場硫黄島出張所によると本日15時まで、降灰は確認されていま せん。 遠望観測では、16日に白色の噴煙(火口縁上400m)を観測しました 。また、夜間に高感度カメラで確認できる程度の微弱な火映を時々観測しま した。 火山性地震は少ない状態が続いています。GPS連続観測では火山活動に よると考えられる変化は認められません。 13日に九州地方整備局が実施した上空からの調査では、これまで確認さ れていた硫黄岳東側斜面上部の噴気孔が拡大していました。 2.防災上の警戒事項等 硫黄岳火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う大きな噴石に警戒して 下さい。風下側では降灰に注意してください。火山周辺では、火山ガスに注 意してください。 次の火山の状況に関する解説情報は、24日(月)16時頃に発表の予定 です。 なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。 <火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>