火山活動の状況(御嶽山)

御嶽山の活動状況

噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)

最近1週間以内に発表した情報

現在の警戒事項等

 地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
 地元自治体等が行う立入規制に従い、また、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。

噴火警報・予報(1行目をクリックすると全文表示します)

令和7年5月20日11時00分 気象庁発表

<御嶽山に噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意):警報解除を発表>
 地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。
<噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引下げ>

火山活動の状況及び予報警報事項

 御嶽山では、2024年12月以降、山頂付近を震源とする火山性地震が増加しましたが、2月以降は少ない状況が続いています。
 火山活動は低下しており、地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと考えられます。ただし、地獄谷火口内では、火山灰等の噴出が突発的に発生する可能性があります。

対象市町村等

 以下の市町村では、入山規制などの特段の警戒が必要なくなりました。
 長野県:王滝村、木曽町
 岐阜県:下呂市

防災上の警戒事項等

 地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
 地元自治体等が行う立入規制に従い、また、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。

火山の状況に関する解説情報

令和7年5月20日11時10分 気象庁発表

<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
 地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなりました。

火山活動の状況

 御嶽山では、2024年12月以降、山頂付近を震源とする火山性地震の増加や、山頂方向が隆起する地殻変動を伴う火山性微動が観測されるなど、火山活動の高まりが認められていましたが、2月以降は火山性地震の少ない状況が続いており、火山性微動は観測されていません。
 GNSS連続観測では、2024年12月頃からみられていた一部の基線での膨張を示すと考えられる変化は、2月頃から停滞しています。傾斜計による観測では、2月以降は火山活動によるとみられる変動は認められません。
 山頂付近の噴気の状況に特段の変化は認められません。

 これらのことから、地獄谷火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性は低くなったと判断し、本日(20日)11時00分に噴火予報を発表し、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げました。

防災上の警戒事項等

 地獄谷火口内では、突発的な火山灰等の噴出に注意が必要です。
 地元自治体等が行う立入規制に従い、また、登山する際はヘルメットを持参するなどの安全対策をしてください。

最新の火山情報

一番最後に発表した情報を掲載しています。臨時で発表した火山活動解説資料のみ過去1ヵ月分を掲載しています。

過去に発表した火山情報

御嶽山の噴火警戒レベル

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噴火警戒レベルリーフレット 噴火警戒レベルリーフレット
噴火警戒レベルリーフレット[PDFファイル:901KB]

御嶽山の防災マップ

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防災マップ

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