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御嶽山[おんたけさん] Ontakesan【常時観測火山】


北緯 35°53′34″ 東経 137°28′49″ 標高 3,067m (剣ヶ峰)(測定点)
御嶽山地図
御嶽山写真

御嶽山遠景 北東側から 2001年6月4日 気象庁撮影



概要

 御嶽火山は、乗鞍火山列の南端に位置する成層火山で、古期・新期の火山体が侵食期をはさんで重なり、新期御嶽の初期にはカルデラが生じたが、引き続く活動によってカルデラや放射谷が埋積されて、ほぼ円錐状の現在の地形がつくられた。 最新期の活動では、山頂部に南北方向に並ぶ数個の安山岩の小成層火山を生じた。火口のいくつかは現在火口湖となっている。 岩石は玄武岩・安山岩・デイサイト。1979年の噴火以降、蒸気の噴煙が続き、2007(平成19)年3月には小規模な水蒸気噴火があった。 また王滝山頂の西側及び地獄谷内に噴気地域がある。
 新期御嶽火山は継母岳(ままははだけ)火山群と摩利支天(まりしてん)火山群からなる。 約9~11万年前、広域テフラとして有効なPm-I降下軽石層で始まった大量の流紋岩質の軽石噴火とそれに伴うカルデラ形成によって活動を開始した。 約8~9万年前には流紋岩-デイサイト質の継母岳火山群の活動があり、カルデラを埋めて溶岩ドームや火砕流が山体を構成した。
 引き続いて約8万年前からは安山岩質の摩利支天火山群が活動した。8つの火山からなり、カルデラ内で火口を移動しながら活動し、カルデラはほぼ埋め立てられて現在の御嶽火山の南北に並ぶ山頂群が形成された。 木曽川泥流堆積物はこの火山群の活動中の約5万年前に発生した大規模な岩屑なだれ-土石流堆積物であり、その流下距離は木曽川沿いに約150kmに達している。 最近2万年間は、水蒸気爆発を中心にした活動期である。
 南東山麓では1978年からしばしば地震の多発が見られ、昭和59(1984)年9月14日にはマグニチュード6.8の地震(昭和59年(1984年)長野県西部地震)により、 御嶽山とその周辺の4個所で大きな地すべり・斜面崩壊が発生し、合わせて29名の人命が失われた。特に大きな土砂災害は伝上川上流で発生した斜面崩壊で、 土量は3400万mに達した。崩壊した土砂は伝上川・濁川・王滝川を12km渡って流下し、数十mの厚さに堆積した。 崩れた土砂はほとんど全て直下の伝上川に流れ込んだ。構成岩石のSiO2量は50.3~72.6 wt.% である。別名、木曽御嶽山、以前は「御岳山」とも書かれた。



噴火活動史

 各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。


「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくはこちらを参照のこと。



火山観測

 気象庁では、地震計、傾斜計、空振計、GNSS、遠望カメラを設置し、 関係機関の協力の下、御嶽山の火山活動の監視・観測を行っています。



噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報




火山活動解説資料



火山防災連絡事務所、火山防災協議会など



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