キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

弥陀ヶ原 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

 昭和40 年代末~昭和60 年代初頭、および平成22(2010)年に溶融硫黄の燃焼及び流出が数回確認されている。

年代 現象 活動経過・被害状況等
▲1836(天保7)年 小規模:水蒸気噴火 7 月。噴火場所は地獄谷。(VEI1)
1858(安政5)年 (山体崩壊→泥流) 「大鳶崩れ」。場所は大鳶山・小鳶山。1858 年4 月8 日に発生したM7.0~ 7.1 の飛越地震によって引き起こされた。
1946(昭和21)年 水蒸気噴火? 9 月11 日。噴煙活動活発化。周辺約100 メートル以上に泥状の噴出物が飛散。
1949(昭和24)年 水蒸気噴火? 10 月23 日? 噴煙活動活発化。
1967(昭和42)年 火山ガス 11 月4 日。火山ガス(硫化水素)により、キャンプ中の2名死亡。
1973(昭和48)年 溶融硫黄流出 8 月。
1981(昭和56)年 溶融硫黄流出 7 月。
1982~ 87(昭和57~62)年 溶融硫黄流出 期間内に複数回。
1990(平成2)年 地震 2 月18 日~3 月上旬。南南東約10 ㎞で地震群発、最大M4.9。
10 月29 日~11 月4 日 同じ場所で地震群発、最大M2.6。
2006(平成18)年 噴煙 12 月6 日。噴煙活動活発化(図49-1)。
2010(平成22)年 溶融硫黄流出 5 月。鍛冶屋地獄を中心に硫黄が燃焼し、硫黄の溶岩流が複数形成された(最大は幅約2m、長さ20m、厚さ最大15cm 程度)。
2011(平成23)年 地震 10 月~12 月。弥陀ヶ原の南東約5~10km 付近及び東約15km 付近を震源とする地震が一時的に増加した。
2012(平成24)年 噴気 6 月以降の観測で、立山地獄谷で一部の噴気の活発化・拡大や温度の上昇傾向が確認された(2011 年以降、熱活動が活発化?)。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。詳しくは有史以降の火山活動についてを参照のこと。



弥陀ヶ原地獄谷

図49-1 地獄谷 立山町千垣から 2006 年12 月6 日 立山カルデラ砂防博物館 撮影

このページのトップへ