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十和田[とわだ] Towada(青森県・秋田県)


北緯40°27′34″ 東経140°54′36″ 標高690m (御倉山)(三角点・小倉山)
北緯40°30′37″ 東経140°52′48″ 標高1,011m (御鼻部山)(三角点・膳棚)
十和田地図
十和田写真

十和田全景 北東側上空から 2008年3月23日 気象庁撮影



概要

 先カルデラ成層火山群、十和田カルデラ、後カルデラ成層火山・溶岩ドームからなる。約20万年前から活動を開始し、玄武岩質安山岩~デイサイト質の度重なる溶岩の流出と爆発的噴火によって先カルデラ成層火山群が形成された。その後、約5万5千年前頃からカルデラ形成期に入り、それまでより規模の大きなプリニー式・マグマ水蒸気噴火を繰り返すようになった。比較的規模の大きな火砕流噴火は少なくとも3回発生した。約5万5千年前には安山岩~デイサイト質の奥瀬火砕流、約3万6千年前には流紋岩質の大不動火砕流、約1万5千年前にはデイサイト~流紋岩質の八戸火砕流が発生し、これらの噴火の結果、直径約11㎞の十和田カルデラが形成された。後カルデラ期では、約1万5千年~1万2千年前の間に、カルデラ内南部において断続的な溶岩の流出と爆発的噴火が発生し、小型の玄武岩質安山岩~安山岩質成層火山(五色岩火山)が形成された。その後、主にデイサイト~流紋岩マグマの活動へと移行し、西暦915年までの間に少なくとも8回の爆発的噴火を行い、五色岩火山の山頂部に直径3㎞の中湖火口 (現在2つの半島に囲まれている中湖(なかのうみ))が形成された(Hayakawa, 1985; 松山・大池, 1986; 中川・他, 1986; 工藤・佐々木, 2007; 工藤, 2008, 2010a)。また、後カルデラ期においては、御倉山(おぐらやま)溶岩ドームと御門石(みかどいし)溶岩ドームが形成された。御倉山溶岩ドームは、約7600年前に五色岩火山北東山腹で発生したマグマ水蒸気噴火に引き続いて形成された(工藤, 2010a)。御門石溶岩ドームは、大部分が湖中に没しているため、その形成時期については未詳であるが、後カルデラ期を通したマグマ組成の時間変化傾向から、12000年前~2800年前の間のいずれかの時期に形成されたと推定されている(工藤, 2010b)。構成岩石のSiO2量は51~74 wt.% である(Hunter and Blake, 1995; 工藤, 2010a)。



噴火活動史

 各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載 した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。


「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版)(気象庁編,2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付加している。詳しくはこちらを参照のこと。



噴火警報・予報、火山の状況に関する解説情報


火山活動解説資料



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