羅臼山(らうすさん) Raususan(国後島)
北緯43°58′44″ 東経145°43′57″ 標高882m (独自に計測) |
![]() |
![]() 右のピークが羅臼山、左のピークが小羅臼山 南東側海上から 2007 年 8 月 13 日 古川竜太撮影 |
概要
安山岩、石英安山岩(SiO2量は52.3~67.8 wt.%)の成層火山である。その内部には中央火口丘として溶岩ドームが形成されている。現在、噴気や温泉活動が活発である。別名Mendeleev(メンデレエフ)、羅臼岳。
噴火活動史
各火山について、地質学的な研究によってわかっている過去1万年の火山活動史を記載した。また、過去1万年間の噴火活動と有史以降の火山活動とに分けて記載した。
- 過去1万年間の噴火活動
山頂火口形成および中央火口丘形成時の活動に対応される火砕流堆積物中の炭化木片の放射性炭素同位体年代は2550yBP値を示している。
- 羅臼山 有史以降の火山活動
「概要」、「過去1万年間の噴火活動」、「有史以降の火山活動」については日本活火山総覧(第4版) (気象庁編、2013)及び最近の観測成果による。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量 (単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。また、噴出物量が 既知である場合については、(国研)産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数) も付している。詳しくはこちらを参照のこと。