開聞岳 有史以降の火山活動

有史以降の火山活動(▲は噴火年を示す)

年代 現象 活動経過・被害状況等
▲874(貞観16)年 大規模:マグマ噴火、(泥流) 3月25日。火砕物降下、火砕流、泥流。爆発音、降灰砂。噴火場所は開聞岳山頂。
マグマ噴出量は0.109 DREkm3。(VEI4)
▲885(仁和元)年 大規模:マグマ噴火、マグマ水蒸気噴火、水蒸気噴火 仁和噴火:8月25日、9月23-24日。火砕物降下、火砕流、溶岩流、溶岩ドーム。降砂石。噴火場所は開聞岳山頂、西山腹。
マグマ噴出量は0.136 DREkm3。(VEI4)
1967(昭和42)年 地震 8月5~8日。指宿(いぶすき)地域で有感となる群発地震が発生。
2000(平成12)年 噴気 12月12日~12月下旬。山頂の東側2ヶ所と西側2ヶ所の岩穴から噴気が上がる。12月13日には、噴気は薄い白色、無臭で、噴気の高さは最も高いところで3m、噴気温度は14℃。 12月21日には白色・無臭の噴気が2~3m上がり、噴気温度は12℃、SO2とH2Sは検出されず、CO2は0.03%。火山活動の活発化と関連は無いと考えられる。

日本活火山総覧(第4版)(気象庁編、2013)による。
噴火イベントの年代、噴火場所、噴火様式等については、(国研)産業技術総合研究所の活火山データベース(工藤・星住, 2006)を参考に、文献の追記を行った。
なお、噴出物量については、降下火砕物、火砕流、火砕サージ、溶岩流、溶岩ドーム等を加えた重量(単位は「ton」)またはマグマ噴出量(DRE km3)で記載している。 また、噴出物量が既知である場合については、産業技術総合研究所作成の活火山データベースから参照し、VEI(火山爆発指数)も付している。 詳しくはこちらを参照のこと。



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