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津波発生と伝播のしくみ

津波の発生

 海底下で大きな地震が発生すると、断層運動により海底が隆起もしくは沈降します。これに伴って海面が変動し、大きな波となって四方八方に伝播するものが津波です。

 「津波の前には必ず潮が引く」という言い伝えがありますが、必ずしもそうではありません。 地震を発生させた地下の断層の傾きや方向によっては、また、津波が発生した場所と海岸との位置関係によっては、潮が引くことなく最初に大きな波が海岸に押し寄せる場合もあります。 津波は引き波で始まるとは限らないのです。

津波発生のしくみ


津波の伝わる速さ

 津波は、海が深いほど速く伝わる性質があり、沖合いではジェット機に匹敵する速さで伝わります。 逆に、水深が浅くなるほど速度が遅くなるため、津波が陸地に近づくにつれ後から来る波が前の津波に追いつき、波高が高くなります。

 水深が浅いところで遅くなるといっても、オリンピックの短距離走選手なみの速さで陸上に押し寄せるので、普通の人が走って逃げ切れるものではありません。 津波から命を守るためには、津波が海岸にやってくるのを見てから避難を始めたのでは間に合わないのです。 海岸付近で地震の揺れを感じたら、または、津波警報が発表されたら、実際に津波が見えなくても、速やかに避難しましょう。

津波の速さ


津波の伝播の様子

 以下は、平成15年(2003年)十勝沖地震による津波のアニメーションです。 画像をクリックすると、アニメーションを見ることができます(容量:2.7MB)。 発生した津波は、沿岸付近で急激に高くなっている様子がわかります。

平成15年(2003年)十勝沖地震による津波のアニメーションへのリンク



 遠地で発生した津波はどうでしょう。 以下の画像をクリックすると、平成19年(2007年)8月16日にペルーで発生した地震 による津波のアニメーションを見ることができます(容量:4.2MB)。 日本から遠く離れたペルーから太平洋を横断し、20時間以上もの時間をかけて日本へ到達している様子がわかります。 ハワイなど途中の沿岸で反射・散乱を繰り返しながら、波が複雑に変化しています。 最初の波が到達した後も、後続波がつぎつぎと日本に来襲する様子も見えます。
ペルーの地震による津波のアニメーションへのリンク



地形による津波の増幅

 津波の高さは海岸付近の地形によって大きく変化します。さらに、津波が陸地を駆け上がる(遡上する)こともあります。 岬の先端やV字型の湾の奥などの特殊な地形の場所では、波が集中するので、特に注意が必要です。 津波は反射を繰り返すことで何回も押し寄せたり、複数の波が重なって著しく高い波となることもあります。 このため、最初の波が一番大きいとは限らず、後で来襲する津波のほうが高くなることもあります。

地形による効果



よくある質問コーナー


日本で一番大きな津波は何ですか?

波浪と津波の違いは何ですか?

30cmの津波でも危険なのはなぜですか?



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