地震防災対策強化地域判定会会長会見(定例)
報道発表日
平成18年1月30日
概要
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。
本文
第237回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者説明コメント
最近の東海地域とその周辺の地震・地殻活動
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくような変化は観測されていません。
全般的には顕著な地震活動はありません。浜名湖直下で通常より活動レベルの低い状態が続いていますが、その他の地域では概ね平常レベルです。
東海地域及びその周辺における、プレート境界のゆっくり滑りに起因すると思われる長期的な地殻変動は、最近は小さくなっているように見えます。
なお1月16日から22日にかけて、愛知県東部でプレート境界の短期的なゆっくり滑りに起因すると見られる歪変化と低周波地震活動が観測されました。同様の現象は過去約6年間に21回確認されており、前回は昨年7月に観測されています。
問い合わせ先
地震火山部 地震予知情報課
電話:03-3212-8341 (内線)4576
関連資料
- 1.地震活動に関する資料[PDF形式:523KB]
- 2.地殻変動に関する資料[PDF形式:1MB]
- 3.2006年1月16~22日の愛知県の短期的スロースリップ現象[PDF形式:80KB]
[地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会では、気象庁のほか国土地理院、独立行政法人防災科学技術研究所、独立行政法人産業技術総合研究所の資料を用いて議論が行われています。また、気象庁の地震活動資料には、防災科学技術研究所や大学等関係機関のデータも使われています。]