災害をもたらした気象事例

台風第8号
平成9年(1997年) 6月26日~6月29日
九州北部に上陸後、本州を縦断。九州北部・中国・四国地方で大雨。
 鳥取県鹿野町で日降水量311mm。
災害概要
死者3名、負傷者47名
住家全壊3棟、半壊5棟
床上浸水45棟、床下浸水906棟など
(消防白書より)
概要
 6月24日、フィリピンの東海上で発生した台風第8号は、発達しながら北上し、27日の朝に宮古島と沖縄本島の間を通り、28日09時過ぎに長崎県西彼杵半島に上陸した。 台風は、九州地方北部を横断し、瀬戸内海を通って28日17時前に岡山県に再上陸した。その後、近畿地方北部から関東地方北部を通って、29日早朝三陸沖に進み、29日06時に同海域で温帯低気圧に変わった。
 この台風により、鹿野(鳥取県鹿野町)で28日の日降水量が311mm(期間降水量313mm)となったほか、西日本各地で期間降水量が200mmを超える大雨となった。 また中条(新潟県中条町)で252mmなど、北陸地方や東北地方でも期間降水量が200mm前後となったところがあった。南西諸島から西日本にかけて、暴風となったところがあった。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
沿岸波浪計での観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。