災害をもたらした気象事例

台風第18号
平成3年(1991年) 9月17日~9月20日
房総半島に接近。
 紀伊半島から関東山沿いで400~500mmの大雨。
概要
 台風第18号は、9月15日に沖の鳥島の南海上で発生し、沖縄の南海上を経て北東に進み、19日夜には房総半島の沿岸に接近した。 その後本州の東海上を北東に進み、20日に三陸沖で温帯低気圧に変わった。また、この期間本州の南岸に前線が停滞し、活動が活発となったため、紀伊半島から東海、関東、東北の太平洋側で大雨となった。
 期間降水量は、尾鷲(三重県尾鷲市)で545.5mmとなったほか、紀伊半島、東海、関東の山沿いで400~500mmに達した所があった。 また紀伊半島から東北の太平洋側では平野部でも200mm以上となった所があった。これらの地域で浸水、土砂崩れなどの被害があった。
台風経路図 期間降水量
期間内最大風速
期間内最大瞬間風速
期間内での観測値(9月17~20日)
気象官署での観測値
アメダスでの観測値
検潮所での観測値
それぞれの図に、マウスを合わせてクリックすると、大きく表示されます。