日本の1970年以降の海面水位変動

1970年以降の観測記録がある検潮所の中で、水準測量結果から地盤変動を補正した34地点の海面水位は1970年から1985年にかけて下降、1985年から2004年にかけて上昇しています。これは日本近海の表層水温の変動傾向と良い対応を示します。本州南方や東方において表層水温の変動が大きい海域は、主に黒潮の流軸の変動によるものと考えられます。

地盤変動補正後の海面水位上昇率(1970~1985年)
地盤変動補正後の海面水位上昇率(1986~2004年)

地盤変動補正後の海面水位上昇率(単位:mm/年)

赤い棒は水位が上昇、青い棒は水位が下降していることを示します。

左:1970~1985年、右:1986~2004年

表層水温の上昇率(1970~1985年)
表層水温の上昇率(1986~2003年)

表層水温(海面~700m深までの平均)の上昇率(単位:℃/年)

左:1970~1985年、右:1986~2003年

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