オホーツク海の海氷分布(月概況)

平成20年4月7日発表
気象庁 地球環境・海洋部

診断(2008年3月)

オホーツク海の海氷域面積は、3月を通じて平年より小さい状態で経過しました。 オホーツク海南部の流氷は一部太平洋に流出し、釧路では3月6日に流氷初日を観測、3月7日には十勝地方沿岸まで到達しました。

海氷分布図(オホーツク海全体) 海氷分布図(北海道周辺)
3月31日
2月29日の海氷分布図
2月29日
3月5日の海氷分布図
3月5日
3月10日の海氷分布図
3月10日
3月15日の海氷分布図
3月15日
3月20日の海氷分布図
3月20日
3月25日の海氷分布図
3月25日
3月31日の海氷分布図
3月31日

オホーツク海の海氷分布の経過(2008年3月)
赤線は平年(1971~2000年の平均)の海氷縁です。
下段の分布図の上にカーソルを置くと、上段に拡大図が表示されます。

解説

オホーツク海全体の海氷の状況

オホーツク海の海氷域面積は、シーズン当初より平年より小さい状態が続いていましたが、1月下旬に平年並となりました。 しかし、2月10日に今シーズンの最大となった後は低気圧がオホーツク海を次々と通過したため、海氷域面積は縮小し、 2月中旬以降は再び平年より小さい状態で経過しました。 特にオホーツク海全域で平年より高温の状態が続いた3月半ば以降、海氷域面積は急激に縮小しました。

北海道周辺の流氷の動き

流氷は、2月下旬以降、珸瑶瑁水道から太平洋への流出が続き、 3月6日には、釧路で5年ぶりに流氷初日となりました(平年より5日遅い)。 太平洋の流氷は、3月7日には十勝地方沿岸に達し、一部は釧路地方沿岸に漂着しましたが、 南風の影響で融解が進み、3月10日には釧路で流氷終日となりました(平年より8日早い)。 オホーツク海側沿岸の流氷も南風の影響のため、中旬には一時サロマ湖より西では離岸しましたが、 その後、北及び東の風が続いたため、月末には再びオホーツク海側沿岸の所々で接岸しました。 北海道地方の1か月予報(2008年4月4日発表)では、向こう1か月の気温は、平年より高いと予想されています。 網走の流氷終日は平年並の4月中旬となる見込みです。 太平洋への流出及び宗谷海峡から日本海へ流出する規模は小さいでしょう。

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