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海面水温・海流(東北周辺海域)

平成30年12月10日発表 (次回発表予定  12月20日)
仙台管区気象台

診断(2018年12月上旬)

  • 東北周辺海域の海面水温は、平年より高い海域が広くみられます。
  • 親潮の南限位置は、東経148度以東に後退しています。親潮の面積は、平年より大きくなっています。
  • 対馬暖流は、秋田沖の北緯40度、東経137.5度付近から東に流れ、東経139.5度付近から北に流れ、津軽沖の北緯41.5度付近から東に流れて津軽海峡に達しています。酒田沖では時計回りの循環がみられます。

東北周辺海域の海面水温平年差分布図(12月9日)
東北周辺海域の海面水温平年差分布図(12月9日)

海面水温の平年値(1981〜2010年の30年間の平均値)からの差を示しています。 平年差は、図の右にある0.5℃ごとのスケールと同じ色で色分けされています。 内湾域等は、薄い灰色で示しています。 また、海氷のために海面水温のデータがない海域は、灰色の網掛けで示しています。

この図の海面水温平年差は速報値です。東北周辺海域のデータの図は、診断の発表後も、後から入手した観測値によって更新されることがあります。

解説

海面水温

本州東方の海面水温は、寒気や平年より風が強かったことの影響で、平年よりかなり高い海域は縮小し、低い海域が拡大しましたが、平年より高い状態が続いています。

日本海の海面水温は、寒気や平年より風が強かったことの影響で、海面水温が平年よりかなり高い海域はほとんどみられなくなりましたが、高い状態が続いています。

海面水温の今後の見通し

向こう1か月、東北周辺海域の海面水温は、平年並か平年より高いでしょう。

海流の実況と見通し

2018年12月上旬の東北周辺海域の海流の実況と見通しは、表のとおりです。

表:東北周辺海域の海流の実況と見通し
海域・項目 実況 向こう1か月の見通し(注)
親潮の沿岸寄りの分枝の南限位置(※1 東経148度以東に後退(北緯42度、東経148.5度付近) 東経148度以東に後退
親潮の沖合の分枝の南限位置(※1 なし なし
その他の親潮系冷水の位置 北緯40.5度、東経144度から北緯42.5度、東経146.5度付近
親潮の面積(※2 平年より大きい 平年より小さくなる
津軽暖流の東端の経度(※3 東経143度付近(平年並)
日本の東の黒潮系暖水の北限緯度(※4 北緯36.5度付近(平年より南)(経度は東経143度付近)
日本の東のその他の顕著な現象 津軽海峡の東の北緯41度、東経142.5度付近、本州東方の北緯38度、東経144度付近、北緯40度、東経146.5度付近に暖水渦が、北海道東方の北緯42.5度、東経148度付近に時計回りの流れが、それぞれみられる
日本海の海流 対馬暖流は、秋田沖の北緯40度、東経137.5度付近から東に流れ、東経139.5度付近から北に流れ、津軽沖の北緯41.5度付近から東に流れて津軽海峡に達している
酒田沖では時計回りの循環がみられる

(注)『 − 』は、海面水温・海流1か月予報に記載がない項目です。

(※)が付いている項目の見方については、「海流の診断の見方」のページもあわせてご参照ください。


海面水温の診断にあたって

  • 1981〜2010年の30年間に出現した海面水温の上位1/3以上を「平年より高い」、下位1/3以下を「平年より低い」とし、それらを除いた中央1/3の範囲を「平年並」としています。また、上位(下位)1/10以上(以下)を「平年よりかなり高い(低い)」としています。

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