全球の海面水温の変動(2012年9月)

平成24年10月15日発表

気象庁地球環境・海洋部

診断


9月の全球の海面水温の状況は、以下の通りです。

  • 太平洋赤道域の海面水温は、インドネシア周辺で負偏差だった他はほぼ全域で正偏差でした。
  • 北太平洋では、40ºN175ºW付近から日本付近にかけて、および40ºN150ºW付近で顕著な正偏差が見られました。また、ベーリング海およびアリューシャン近海と、北米西岸付近から赤道域を除く熱帯域の中部にかけては顕著な負偏差が分布しました。
  • インド洋では、オーストラリア西岸付近から熱帯域の中部、西部にかけてと、マダガスカルの南東で顕著な正偏差が見られました。一方、スマトラ島の南およびベンガル湾には顕著な負偏差が分布しました。
  • 大西洋では、米国東岸付近からグリーンランド周辺にかけてと、西インド諸島の東からイベリア半島付近にかけて顕著な正偏差が見られました。また、ブラジル東岸付近から南アフリカ西方沖にかけては顕著な負偏差が分布しました。
今月の図

全球海面水温平年偏差の分布

2012年9月の全球海面水温平年偏差の分布(平年
値は1981年〜2010年)。等値線の間隔は0.5℃

解説

全球の海面水温の最近の傾向

太平洋赤道域の海面水温は、2012年夏から、中部から東部で平年より高い状態となっています。
北太平洋の海面水温は、2011年11月以降、アリューシャンの南で顕著な正偏差になっています。
インド洋の海面水温は、2010年10月以降、オーストラリア西岸付近で顕著な正偏差になっています。
北大西洋の海面水温は、2011年9月以降、米国東岸付近で顕著な正偏差になっています。


顕著な現象とは

全球の海面水温の診断にあたっては、海面水温平年偏差を標準偏差で規格化して(規格化海面水温偏差)、+1を上回る正偏差(高温)、−1を下回る負偏差(低温)を顕著な現象として主に記述しています。ただし、ある程度の大きさ(数1000km以上)を持つ空間パターンを対象にしています。

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