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散乱される紫外線

 太陽から地上に達する光には、直射光と散乱光があります。直射光とは太陽から直接地上に達する光のことです。散乱光とは太陽からやってきた光が窒素・酸素などの空気分子やエーロゾル粒子(固体または液体の微粒子)にあたり、その進行方向が変化し地上に達する光のことです。下左図のように散乱光は分子や粒子の四方に広がります。光が空気分子により散乱する場合は、光の波長が短いほど散乱しやすくなる性質があります。晴天時の空が青く見えたり、宇宙船から見た地球が青いのは、可視光の中で波長の短い青色の光が強く散乱されるからです。紫外線は可視光よりも波長が短いために、より散乱されやすくなります。
 下右図は本州付近の夏の晴天時のUVインデックスの日変化を、直射光と散乱光に分けて示したものです。地上に達する紫外線の中で、散乱光の寄与が直射光より大きいことが分かります。日傘や帽子で日射しをさえぎったり日陰にいても、空が見える所では目で感じる以上に紫外線を浴びることになるので注意が必要です。


散乱される紫外線 紫外線の散乱光と直射光の関係

地上に達する紫外線には、太陽から直接届く紫外線の他に空気分子やエーロゾル粒子に散乱されて届く紫外線があります。

本州の夏の晴天時のUVインデックスの日変化の例。地上に到達する紫外線の総量を太線で、そのうちの直射光によるものを細線で示します。
正午頃では紫外線の総量のうち約6割が散乱光です。可視光の場合、散乱光の占める割合は1~2割程度です。



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