キーワードを入力し検索ボタンを押下ください。

温室効果ガス等の観測地点(与那国島)

気象庁では、与那国島において、世界気象機関(World Meteorological Organization: WMO)の「全球大気監視」(Global Atmosphere Watch: GAW)計画の一環となる、温室効果ガス等の大気濃度を観測しています。 なお、GAW計画における気象庁の観測については、 「温室効果ガス等の観測地点」 もご参照ください。

与那国島特別地域気象観測所

与那国島特別地域気象観測所(2008年9月までは与那国島測候所)のある沖縄県八重山郡与那国町は、台湾までの距離がわずか110kmの日本最西端に位置します(図1及び図2)。与那国島は周囲約27.5km、面積約28.9km 2 の東西に長い島です。観測所は北側の海岸近くにあって、牧草地とサトウキビ畑に囲まれています。また、観測所は集落の東端にあり、卓越風向が北北東~北東及び南で、西風の出現頻度はほとんどないため、台湾を含め、汚染源が集中する西方からの影響はほとんど受けません。このため、南西諸島域を代表するGAW地域観測所としての設置条件を満足すると考えられます。
与那国島特別地域気象観測所での観測種目、使用測器などは表1のとおりです。

与那国島特別地域気象観測所の位置

図1 与那国島特別地域気象観測所の位置

与那国島特別地域気象観測所の様子

図2 与那国島特別地域気象観測所の様子


表1 与那国島特別地域気象観測所での観測種目、観測頻度及び使用測器

観測種目 観測開始 観測頻度 使用測器
二酸化炭素 1997年1月 連続 非分散型赤外線分析計
HORIBA, Ltd. VIA510R
2008年1月 連続 非分散型赤外線分析計
LI-COR Biosciences, Inc. LI-7000
メタン 1998年1月 連続 非分散型赤外線分析計
HORIBA, Ltd. GA360-S
2008年1月 連続 水素炎イオン化検出器(FID)搭載 ガスクロマトグラフ
Round Science Inc. RCG-1
一酸化炭素 1998年1月 連続 非分散型赤外線分析計
HORIBA, Ltd. GA360-S
2008年1月 連続 還元性ガス検出器(RGD)搭載 ガスクロマトグラフ
Round Science Inc. TRA-1
地上オゾン 1997年1月 連続 紫外線吸収式オゾン濃度計
EBARA JITSUGYO CO.,LTD. EG-2001F
2008年1月 連続 紫外線吸収式オゾン濃度計(温度・圧力補正付)
Thermo Fisher Scientific Inc. 49i
エーロゾル光学的厚さ
(2016年3月終了)
1998年1月 3回/1日 サンフォトメータ
EKO INSTRUMENTS CO., LTD. MS-110
2007年4月 連続 サンフォトメータ
PMOD/WRC PFR

与那国島の気候

与那国島の気候は、冬季には大陸の高気圧、夏季には太平洋高気圧の影響を受けます。5~10月の月平均気温は25℃を超えますが、1~2月の月平均気温は18~19℃で15℃以下となる日もあり、年平均気温(1981~2010年)は23.8℃です。ほぼ同緯度に位置する南鳥島に比べ、夏季は同程度の気温ですが冬季は4℃程度低く、年較差が大きくなっています。年降水量は約2350mmで、主に冬季の季節風、梅雨及び台風によりもたらされます。大陸の高気圧の影響を受ける期間は北北東~北東の風が卓越し、太平洋高気圧の影響を受ける期間は南よりの風が卓越します。冬季には日最大風速10m/sを超える日が半分以上あり、曇りや雨の日が多くなっています。

与那国島の月平均気温と月合計降水量

図3 与那国島の月平均気温と月合計降水量

2013年の年間と月ごとの風配図を図4に示します。1月~3月と12月には北~北北東、6~8月は南よりの風が卓越し、年平均風速は6.9m/sでした。

与那国島の2013年の年間と月ごとの風配図

図4 与那国島の2013年の年間と月ごとの風配図


関連情報

与那国島以外の温室効果ガス等の観測地点に関する情報です。


綾里 綾里(岩手県大船渡市)
気象庁が温室効果ガス等の観測を行っている大気環境観測所について紹介します。
南鳥島 南鳥島(東京都小笠原村)
気象庁が温室効果ガス等の観測を行っている南鳥島気象観測所について紹介します。

昭和基地 昭和基地(南極)
気象庁が温室効果ガスの観測を行っている南極の昭和基地について紹介します。
気象庁が行っている環境気象観測(観測点等の情報) 気象庁が行っている環境気象観測(観測点等の情報)
気象庁の環境気象観測網などの情報が見られます。



    温室効果ガス等の観測方法に関する知識トップページへ

    温室効果ガスWeb科学館へ

    温室効果ガストップページへ

このページのトップへ