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よくある質問(FAQ)

よくある質問

平年差(比)、階級区分値とは何か。

ある期間の気候の特徴や平年との違いの程度を表す統計値として、平年差、平年比、階級区分値があります。平年差は、観測値や統計値と平年値との差をいい、 平年値より大きい(高い)場合は正、小さい(低い)場合は負とし、「+」あるいは「−」の記号を数値の前に付けて示します。 平年比は、観測値や年々の統計値の平年値に対する比をいい、百分率で示し、降水量や日照時間等、ある期間に積算された値に用います。各気象官署の平年差(比)を計算し、 これを地域内に含まれる気象官署で平均した値を地域平均平年差(比)といいます。
階級区分値はある気象要素の分布を、値の大(高)、小(低)によって複数の群(階級)に分けたときの各群の境界値(下図のa,b,c,dに該当)を示します。 「高い(多い)」「平年並」「低い(少ない)」などの階級は、気温、日照時間、降水量などの値が地域ごとに天候が平年と比べてどうかを表します。 「高い(多い)」「平年並」「低い(少ない)」の階級区分値は、1981~2010年における30年間の地域平均平年差(比)が、3つの階級に等しい割合で振り分けられる(各階級が10個ずつになる)ように決められています。 また、値が30年間の観測値の下位または上位10%に相当する場合には、「かなり低い(少ない)」「かなり高い(多い)」と表現できます。どの階級に含まれるかは下図の通り判別されます。
なお、これら平年差(比)、階級区分値は平年値に対する差(比)として算出されるため、平年値が更新されると平年差(比)・階級区分値も変わります。

「多い」の階級区分値が100%を下回る場合があるのはなぜか。

上述の通り、「高い(多い)」「平年並」「低い(少ない)」の階級区分値は、30年間の地域平均平年差(比)が、3つの階級に等しい割合で振り分けられる(各階級が10個ずつになる)ように決められています。 つまり、30年間の地域平均平年比を値の順番に並べ、小さいほうから10番目と11番目の値の平均値を「少ない」の階級区分値、大きいほうから10番目と11番目の値の平均値を「多い」の階級区分値とするように作成されます。 このため、値が小さい年の出現数が大きく偏っていると、「多い」の階級区分値が100%を下回る場合があり得ます。

地域の絶対値のデータはないのか。

地域平均の値は平年差(比)の値のみです。絶対値はありません。
地域平均した絶対値は、次の理由により意味がありません。日本の各観測地点の観測値は、天候による違いのほか、観測点の位置(緯度・経度や標高)の違いによって大きく異なります。2010年4月の関東甲信地方の月平均気温を例にとってみますと、栃木県の日光では3.2℃なのに対し、千葉県の館山では12.7℃など同じ関東甲信地方であっても地点によって大きく異なります。また、観測点は限られていることから、これらを単純に平均しても、関東甲信地方の平均気温の絶対値としては不正確で、意味のないものになります。一方、平年差(比)といった平年値からのずれは、緯度や標高が異なっていても、絶対値の分布のように地点による差が大きくありません。したがって、各地点の平年差(比)を地域平均した値は、観測点の数が少なくともその一帯を代表しているとみなすことができます。

降雪量の「///」と「0」の違いは何か。

「///」は統計値なしを表します。 平年差(比)は平年値を元に計算されますので、平年値がない場合は平年比が計算できず統計値なしとなります。 「0」は平年値のある期間で降雪がなかったことを示します。

7,14,28日ごとの値と、それぞれの階級区分値について、うるう年には2月末が含まれる期間がずれるが、どのように取り扱っているのか。

7,14,28日ごとの値は「連続した7,14,28日間の値」と定義され、うるう日も含めます。うるう年の2月末には含まれる期間がずれますが、うるう日の有無に関わらずある日からの7,14,28日間を同期間として扱います。例えば、2011年の2月25日から3月3日の7日間と2012年の2月25日から3月2日の7日間は、2月25日からの7日間とみれば同期間となるので、2012年2月25日から3月2日の7日間値は2月25日から3月3日の7日間階級区分値が適用されます。一方、ある日からの7,14,28日間を同期間として扱うということは、2月29日からの7,14,28日間と、2月28日または3月1日からの7,14,28日間を同期間と扱わないということになります。資料年数の関係から、2月29日からの7,14,28日間階級区分値は作成できませんが、2月28日からの階級区分値と3月1日からの階級区分値の平均値を2月29日からの階級区分値としています。

地域平均平年差(比)、地域平均階級区分値を作成する際にどの地点を使用しているのか。

気象観測統計指針の解説「第5章 平年値」のp125-128(通し番号)をご覧ください。

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