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地球温暖化と海洋

 地球温暖化を考える際、地球表面の7割を占める海洋の存在を無視することはできません。海洋は地球温暖化の進行をやわらげる役割を担っています。例えば、1971年から2010年までの40年間に地球全体で蓄積された熱エネルギーの9割以上は海洋に吸収されています 。また、地球温暖化の原因である人間活動によって放出された二酸化炭素の約3割を海洋が吸収して、大気中の二酸化炭素の濃度の上昇を抑えています。
 一方、海洋は熱を吸収することで、自身も温暖化しています。海水温の上昇により海水が膨張し、海面水位が世界的に上昇しています。海洋は大気に比べて変化しにくいですが、いったん変化してしまうとその状態が長く続きます。このため、地球温暖化により海水温の分布や海流が変われば、長期間にわたって気候に影響を及ぼすことが懸念されています。このように、海洋の温暖化は、直接的、間接的に、私たちの社会に大きな影響を与える可能性があります。
 世界の海洋の変化を把握するため、世界気象機関(WMO)をはじめとした国際機関や世界各国の政府や研究機関が連携して、海洋の観測が行われています。日本では、気象庁が1930年代に観測船による海洋観測を開始しました。また、海洋の二酸化炭素濃度などの温室効果ガスの観測を1984年から続けています。

観測船による海洋観測

観測船による海洋観測

海の中の温度や塩分を測定するセンサーと海水を採取する装置を組み合わせた観測機器が、現代の海洋観測の主役です。


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